扉 暫定ログ 第一部 第二部 第三部 第四部 終章 後書 絵師 辞典 出口
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9月30日、当社グループのサイトにて、「いわゆる『のまネコ』問題についての当グループの
考え方」と題して、「マイアヒ・フラッシュ」を収録したCD 等の商品の発売中止(廃盤)と有限
会社ゼンに対する「のまネコ」の図形商標の登録出願(商願2005-69972)取下げの要請を
発表致しましたが、その後も私達は、多くの方々のご意見・ご批判に耳を傾け、さらに当社
グループ内部において検討を続けて参りました。
その結果、当社グループは、本日、「のまネコ」グッズ販売継続にあたり、当社グループが
受け取る予定であった「のまネコ」の商品化に対するロイヤリティーを、ライセンシーより
収受しないことを決定致しましたので、お知らせ申し上げます。
同フラッシュは、モナー等のアスキー・アート文化をバックグラウンドとするという特殊性を
有するものですが、モナー等は元々インターネット掲示板を中心として誰もが自由に使うことの
できるキャラクターとして親しまれてきたものでした。にもかかわらず、私達は、モナー等の
アスキー・アート文化を愛好されてきた方々や上記のような「のまネコ」キャラクターの誕生の
過程への配慮が不十分なまま、「のまネコ」に関する商標登録の出願に関与し、通常の
ビジネスと同様に企業の論理を優先するなかで「のまネコ」のキャラクターを用いたグッズの
営業展開を行ってきました。
その結果として、当社グループがモナー等のアスキー・アート文化を一方的に利用したビジネスをして
いると多くの方々が感じられる事態となりました。
今回の件に関連して多くの協力企業の皆様及び関係者の皆様にご心配、ご迷惑をお掛けした
ことを再度お詫び申し上げます。そして、アスキー・アートなどの文化を育て、今回の件に関し
非常に不快な思いをされたネット・コミュニティーに参加されている方々にもお詫び申し上げます。
−−−(引用終)−−− ttp://www.avex.co.jp/j_site/press/2006/051012.pdf
⊂二二二( ^ω^)二⊃
| / ブーン
( ヽノ
ノ>ノ
三 レレ
/⌒ヽ
,.';:, ,,_ ( ^ω^)
';,,/. / ,;;、'。.;;;;;、`;。;`ξ
/ ./ ;;ヾ#丶;;、;。;`
∧∧X/ ⊂二二二ゞ;、'。◎二⊃ ブー・・・
(゚∀゚,,/) | /
ヽ r' ( ヽノ
| )〜 ノ>ノ
U"\) 三 レレ
つttp://d.pic.to/42ezi
895 名前: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します 2005/10/03(月) 00:15:54 ID:banNfYKAO
今俺の部屋フスマの中からすっげぇ物音したwwwwwwビビった確かめてみる
900 名前: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します 2005/10/03(月) 00:18:00 ID:banNfYKAO
蛇がいたorz
934 名前: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します 2005/10/03(月) 00:39:38 ID:banNfYKAO
家に居た蛇をたった今逃して来た俺が来ましたよ^ ^;
そして
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051006-00000021-maip-soci
まさか!?
_,,...,,,,_ ___
/ ,' 3 / ヽ-、___
/,l..,,,,__/___ /
/ つ ヽ-、 ./
/l,..,,.,.,,_/____ ./
/ , / ヽ-、 ./
/l,..,3.,,_⊃___ /
./ / ヽ-、 ./
/l,.., .,,_⊃___ /
/ , / ヽ-、 /
/l,..,3.,,_⊃___ ./
./ ,' 3 / ヽ-、. /
/l,..,,..,,_/_ __. /
/ つ ヽ-、 /
./l / /
/ `'ー--|_______/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ありがトン。2chっていい奴多いようん
>>62
人間のクズのVIPPERは氏んだほうが良いとおもう
http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/base/1128534457/
vipperは人間のクズだから氏んだ方がいいんだって
お前らm9(^Д^)プギャー
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
( ⊂彡
| |
し⌒J
( ゚∀゚)彡 おっぱい・・・おっぱい・・・
( ⊂彡
| |
し⌒J
_, 、
( ;∀;) おっぱ・・・・・・・・・
( ⊂ ノ
| |
し⌒J
|_|( ゚∀゚) ダレモイナイ…オッパイスルナラ イマノウチ
|乳|⊂ノ
| ̄|
| ̄| _ ∩
|_|( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
|乳| ⊂彡
| ̄|
| ̄|
|_| サッ
|乳| ミ
| ̄|
ゴルァ 糞VIPPERにはお似合いだ!
∧∧ ∧_∧ ______
(,,`ω´) (´@ω@`) |__|__ . |
|ヽ)(/ /○ つ_∧ . (゚ω゚)´| 紙 | __________
〜| 、。 ∬ ∬(_(_⌒)゚- ゚,,) (゚ω゚)´| 50 .| |←ヽ( ・∀・)ノ 公衆便所|
U"U ヽ。 ∬ ∫ ,; しし' (_@ . (゚ω゚)´| |  ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
"""""""|;;:。ヾ;;;;,:.,∬..,.';"://;:'|"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""
|:::,;,':,,/;;;;;;ヽ。●;∬:;::| ブー・・くさいお
|⊂';;;(;;;;^ω^);;;;;⊃,.;;,| しんじゃうお・・・
|;,.';".,.|';";;;;,../,.',.'~,.'":;|
|,,;;..,.;(;".ヽノ';".o';";;;;;|
|,,●,';.ノ>ノ,.';".~;;;; ~;;;;|
|,,;;..,.;..レレ';".,..。'"o;;ノ
`ヾ゙; ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∵
ヒドスwwww
久しぶりにぶちきれたお(♯^ω^)
≡ (´∀`)⊃))`Д´;)
≡ /ニつ / ⊂ ⊂/
革命王子は走りながら頭の中で絶叫していた。
あのまま戦えばモナーに何度かは深い傷を与える事は出来ただろう。
だが、その頃には自分もモナーの手にかかって死んでいるだろう。
モナーの進んだ”修羅道”は、革命王子が進んだそれよりもさらに深かった。
その差がどれほどのものなのかはよくはわからなかった。
しかし自分とモナーの間に実力の差があった事だけは確かだ。
(あの野郎!!!もう一回会ったら頭砕いて頭蓋骨叩き割って手足切り落として睾丸すり潰して面玉えぐり抜いて殺して燃やして犯して刻んで抉って犯してバラして犯して犯して犯して焼いて沈めて犯して犯して犯して、それから犯して犯して犯し・・・・)
革命王子の脳がひたすら怒りの叫びを上げ続ける。
革命王子の右腕の火はとっくに消えていたが、腕の動きは以前とは比べるべくも無いほどに鈍くなっている。
しばらくは以前のように包丁を振るう事は不可能だろう。
モナーが追ってくる気配は無い。
だが革命王子は警戒心が発する警報のままに駆けつづける。
警戒心からの警報を頭の中に響かせながらも王子は笑っていた。
楽しくて楽しくて仕方が無かった。
自分が追い詰められた事さえも、右手が暫く使い物にならなくなった事さえも、革命王子のテンションをどんどん上げていった。
やがて息が切れて通路の壁にもたれかかる。
革命王子は息を整えようとするが、笑いの衝動がそれを許さない。
息を切らしながらもその口からは痙攣するように断片的な笑いが漏れる。
ゆっくりと時間をかけて、笑いながらも呼吸を整えると、自分に向かってくる警備員たちを見つけた。
(・・・・・・・・・とりあえずいつもどおりの事をして気分を落ち着けなきゃな。)
(・・・・・・・・・・・・・・・・・いつもどおりに、敵をぶっ殺して落ち着かないとな・・・・。)
そこまで考えると、モナーとの戦いの前にタイプしておいた包丁を書き込んで実体化、その手に握る。
革命王子の顔にはいつもどおりの”修羅道”に堕ちた者特有の笑が浮かんでいたが、自分と同種の者に触発されたのか、心なしかそれは普段よりもさらに深くなっているように感じられた。
革命王子「落ち着け、落ち着け俺。・・・・・・・・・・・・うはwwwwwwwwwwww」
落ち着くどころかさらにテンションを上げて、革命王子は警備員たちに切り込んで行った。
右手が使えない事などまったく意に介さずに。
「大佐さん!!編成し直した混成中隊の半数が戦死、防衛ラインが崩れました!」
大佐がその無線を耳にした直後、大佐に向けられた敵の小銃の銃口につけたれたアダプターから擲弾が発射された。
ライフルグレネードだ。
大佐は右手の重機関銃で飛んできた榴弾を打ち抜き、空中で爆発させる。
敵の何人かは爆発に巻き込まれるが、後から後から増援が来るのであまり効果はなさそうだ。
だがその時、爆風が大佐の体勢を崩し、今まで軽快に両手の重機関銃の反動に乗って動いていたその足が、重機関銃の反動に耐えられずに転倒する。
大佐「・・・・・・・・・チィッ!!!」
大佐の顔には既に何時もの穏やかな微笑は浮かんでいなかった。
それは血と硝煙にまみれた、正義も悪もロマンも義理も夢も尊さもプライドも何も無く、ただただ不条理な死だけが転がる戦場で必死に戦い続ける一人の兵士。
そんな表情だった。
倒れた大佐に向けて、懐からナイフを握ったZENの黒服が襲い掛かってくる。
大佐は咄嗟に右手の重機関銃の銃身でそれを受け流し左手の重機関銃を倒れた姿勢のままで黒服の右側頭部に叩きつける。
鈍い音と共に黒服の頭蓋骨がへこむ。
だがavexのダミー会社でしかないZENの黒服達を殺すことは出来ない。
どれだけ攻撃したところで実体の無い者を倒す事は出来ない。
規制銃での”削除”を除いては。
大佐は今更ながらに、規制銃ではなく機関銃のAAを使っている事を悔やんだ。
しかし、機関銃のAAは自分のお気に入りだし、愛着もあるので仕方が無い、と割り切り、さっさと起き上がろうとする。
まずは重機関銃を掃射して倒れた自分に銃口を向けていたAA達を片付け、そのまま重機関銃を地面に向けて掃射。
反動で起き上がる。
それを狙い済ましたように、先ほど機関銃の銃身で頭を横殴りに叩き潰してやった黒服が起き上がり、ナイフを振るう。
だが、大佐の後ろから絶妙のタイミングで放たれた規制銃が黒服の心臓を貫いた。
大佐と共に敵と抗戦していた小隊の小隊長だった。
小隊長の規制銃で黒服は心臓に穴を開けられ、動かなくなる。
小隊長「大佐さん、もうここは無理です!!三階の情報室前までさがりましょう!!!」
小隊長が叫んだ。
大佐たちは既に二階まで追い詰められていた。
大佐と共に戦う小隊も、16名居たはずの隊員のうち9名が戦死していた。
大佐が如何に対集団戦に秀でていようと、重機関銃の掃射で敵をなぎ倒そうと、何時までも無限ともいえる物量で押してくる敵から防衛し続ける事ができるわけではない。
大佐はそれでも退こうとしなかった。
大佐「退けん!!俺達の負けはそのままVIPの消滅を意味するんだぞ!!!!」
小隊長「大佐さん、失礼します!」
小隊長と小隊の隊員が無理矢理大佐の肩を掴んで、二階と散会の間の踊り場までさがる。
その途中、大佐の肩に手をかけていた小隊の隊員の一人の頭が吹き飛ぶ。
さらなる増援が二階を目指して階段を駆け上がり、そのうちの手にしたライフルから硝煙が漏れていた。
敵の増援は留まるところを知らないようだ。
大佐「貴様・・・・・ッ!!!!!」
大佐の顔が怒りに歪み、ライフルを撃ったAA達を掃討すべく、重機関銃を持ち上げようとする。
小隊長「大佐さんッ!!!!」
それを小隊長が押しとどめ、二階と三階の間の踊り場をまがり、敵の銃撃から隠れる。
敵が二階に到達したのを見計らって小隊の生き残りたちが手榴弾型の削除デバイスを放り投げる。
爆音。
敵の増援部隊が完全に爆煙に呑まれて”削除”されていく。
小隊長「大佐さん、今ので規制弾は最後です。」
小隊長が言った。
大佐は肩で息をしながらも、無線機から入る報告に耳を傾けていた。
「こちら元第四砲兵中隊長!!!混成中隊の生き残りと他の混成小隊の生き残りをさらに再再編成しました、あと二十分でそちらの援護に向かいます!!!」
「こちら屋上の混成砲兵中隊!!!ダメです、連中の砲撃手の砲撃で、屋上から顔を出せません!!!」
「こちら情報室、裏口に取り残されていた混成小隊が全滅した模様!!さらなる増援がそちらに向かっていると予測されます!!!」
相変わらず無線機は自分たちに不利な報告ばかりを垂れ流す。
大佐は思わずため息をはいていた。
小隊長が言った。
今、大佐と共にこの踊り場を守っているのは既に小隊の生き残りである6人だけだ。
その六人は誰もが傷つき、疲労していた。
再再編成された混成部隊が自分たちの援軍に向かっているようだが、先ほど裏口を突破したと言う敵の増援が来る方が早いだろう。
自分たちに勝機が無いのは明白だった。
大佐は死を覚悟した。
大佐「・・・腹をくくれ。」
小隊の生き残りの面々が無言で頷いた。
増援の物と思われる足音が二階まで上がってくる。
大佐は腰を落として何時でも飛び出せるようにすると、踊り場に近づこうとしている足音の持ち主たちの前に足のバネを使って飛び出す。
大佐はその集団に向けて銃機関銃を向けようとして、その動きを途中で止めた。
先頭の集団に居たのが女のAAで、集団のほかのメンバーも黒服やavexに権利を握られているAAではなく、名無しやコテ達だったからだ。
大佐は瞬間的に、自分が動きを止めてしまったことを後悔した。敵が黒服やAA達の集団で無くとも、敵ではないという確証は無い。
大佐に続いて姿を現した小隊の生き残りたちが動きの止まった大佐をフォローしようと銃を構えたとき、先頭に立つAAが笑顔で言った。
「やっほー。大佐、久しぶり。まだ死んでないみたいでよかったよかった。」
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・?)
大佐は突然笑顔で話しかけてきたそのAAの声をどこかで聞いたことがあるような気がしながらも、握った機関銃を何時でも狙いをつけて撃てるように警戒を緩めない。
その、警戒心丸出しな大佐の様子を見て集団の先頭に立つ女のAAが眉をしかめる。
「あれ?大佐、しばらく会ってないうちに運営の仕事が忙しくてなっちゃんの事忘れちゃった?」
そこまで言われて大佐はそのAAの正体を理解した。
大佐「・・・・・・・・夏実?」
夏実というのはかつてVIPに居た、大抵の場合AAと共にレスをするコテの事だ。
VIPから出て行った後も何度かVIPに姿を現していたが、VIPが過疎板に落ちぶれてしまった後はVIPを覗く事すら無くなっていた筈だ。
夏実「気づくのおせーよ。せっかくVIPがavexと戦ってるって聞いて飛んできたのに。」
大佐の疑問符のついた呟きに、女のAA―――AAを使ってのみ顕現するコテ、夏実が使うAAと口調を同時に変えて返事を返す。
夏実「気に入らないavexにVIPの連中が一矢報いようとしてるっていうから皆で来てやったぞ。」
どうやら夏実が先頭に立つこの集団は、他板から来た夏実の取り巻きのコテや名無しらしい。
大佐が苦々しげに言った。
大佐の言うとおり、夏実達が援軍に来てもavexの圧倒的な物量が相手では、戦況はまったく動かないだろう。
夏実「言っとくけど、援軍は私だけじゃないよwww」
と、またAAと口調を変えて、夏実が踊り場に取り付けられた窓に近づき、外を指差しながら言った。
大佐「おいおい、迂闊に窓に近寄ると狙撃さ・・・・・・」
狙撃されるぞ、と続けようとした大佐の台詞が止まった。
外にはavexの大包囲網が敷かれているのだが、その包囲の一角を、黒服やAAをなぎ倒しながら突破し、VIP運営陣の建造物に近づいてくる一団があった。
その集団はコテや名無しで構成されており、名無し達を見る限りはあちこちの板の名無しが集まった集団らしい。
そして、大佐はその集団に混じっている、知ったコテを発見した。
大佐「真・VIP無双・・・・・・・」
大佐がそのコテの名を呟く。
夏実「いやいや、みんな、なんだかんだ言ってもVIPが懐かしくて仕方なかったみたいね。「調子に乗ってるavexに一発ぶちかまそうよ!」って、ちょっと発破かけてやったら喜んで話しに乗ってきたわよ。」
やがて包囲網を抜けたコテや名無しの集団は、正面玄関の黒服やAAを押し退けながら構造物内に入ってきた。
その数は300人はくだらないだろう。
大佐がどこか安堵したように言った。
avexの方も、既に大佐の部下の半数以上を戦死させていたのだが、包囲を張っている部隊以外の、侵入部隊も手痛い被害を受けていた。
今のコテや名無し達の乱入でその生き残りもほぼ掃討されただろう。
近いうちに包囲をしている部隊が突入してくるだろうが、その時が勝負だと大佐は睨んだ。
数の差はまだ圧倒的だが、大佐の残存兵力と新たに来た援軍を合わせれば十分に正気はあるだろう。
大佐は疲労を感じさせない力強い足取りで階段を降り始めた。
一階には、夏実達が始末したと思われる敵のAA達の死体が転がっていた。
夏実「本当はさ、いざという時にVIPを捨ててあちこちに散った名無しやコテ達に連絡をつけて、決起できるようにしておいたのは讃岐なんだ。」
大佐の後に続く夏実が唐突に話しかけてきた。
夏実「讃岐はさ、いつか運営でのし上がって2ch運営陣を掌握して、avexの圧力から2chを解放する日までは、手段は選ばないって言ってたよ。
汚い事でも酷い事でも何でもして、嫌われようと憎まれようと2chに伸びているavexの手を完全に遠ざけるって言ってた。」
その声は悲しみと郷愁に満ちていた。
夏実「讃岐は行方不明になっちゃって、今回の決起に参加してないけどさ、そのうちひょっこり出てきて、今回の決起に参加できなかった事をすごい悔しがるだろうな・・・。」
大佐は夏実のその顔を見て夏実の内心を僅かながらも理解した。
おそらく夏実自身、VIPの運営を任されてちゃくちゃくと運営内での地位を固めてきた讃岐が、急に行方不明になって一切運営の仕事や連絡をしなくなった事がどういう事かわかっているのだろう。
理解したうえで、願うように「ひょっこり出てくる」と言ったのだ。
楽観的予測からではなく、祈りからくるレス。
大佐も行方不明になった、運営陣に同期で名を連ねる事になった讃岐を思い、悲しげに目を伏せた。
やがて正面玄関の敵を掃討した他板からの援軍が大佐の目の前までやってきた。
何人かは負傷しているが、全員が楽しそうに笑っていた。
恐怖など微塵も無く、ただただ、avexに一泡吹かせてやろうと悪戯を画策する子供のような顔をしていた。
それを見て大佐は思った。
VIPはまだまだ大丈夫なようだ。
フサギコの持った銃剣型の削除デバイスの剣の切っ先がギコさんを掠めた。
ギコさんは腹を軽く剣の切っ先に撫でられながらも何とかかわす。
しかし、フサギコは振るった銃剣をそのまま回転させ、逆手に握る銃剣の銃把でギコさんの頭を殴りつける。
ギコさんは規制銃の銃身でそれを受け止めようとするが、フサギコはあっさりと逆手に握られた銃把をい止め、そのままさらに体ごと逆回転、銃身に取り付けられた剣を突き刺そうとする。
だがギコさんはそれを読んでいた。
あせる事無く逆回転して一瞬だけ、ほんの一瞬だけだが確かにギコさんにむけて背を見せる形になったフサギコに左手の銃を照準する。
だが、間に合わない。照準はできても、引き金を退くのがフサギコとの接近戦の中では不可能だった。
ギコさんの銃は引き金をひく前にフサギコが両手で握る銃剣を前に押し出し、その拳銃を握る両手のちょうど真ん中部分の銃身に押されて照準をずらされる。
フサギコはさらにそこから右手だけを押し出し、銃把をギコさんの胸のあたりに叩きつける。
ギコさんがよろめいた隙に、フサギコは右手だけを突きだしたせいでフサギコの左胸の前に取り残される形になった左の手を、右手を突きながら突き出す。
今度は銃身の先の剣が再びギコさんを襲う事になった。
ギコさんは反射的に規制銃でその切っ先を受け止める。
フサギコはさらなる連撃を繰り出そうとするが、自分の右即頭部に鈍痛を感じてその場に停止。
ギコさんの左手に逆さに握られた銃の銃把が、いつの間にかフサギコの即頭部を殴りつけていた。
―――引き金を退く暇がないのならこっちも接近していって殴りつけてやれ、という事だろう。
ギコさんはフサギコがよろめいた隙にさっさと距離を取ろうとする。
だが、フサギコの銃剣の引き金にかけられた指が反射的に動いた。
大きくその場を飛びのいたギコさんの肩口のすぐそばを弾丸が通り過ぎていく。
銃剣型削除デバイスから放たれた銃弾は、なんとかかわしきったにもかかわらず、衝撃に当てられたギコさんの肩口を浅く”削除”した。
そしてそのまま離れる二人の体。
( ^ω^)「・・・・・・・・・・・・・・・・」
僕は二人の戦いを目で追うのが精一杯で、「手を出さないでくれ」等といわれても、手を出す暇など無かった。
僕の隣で眺めているピストンも、ギコさんの頼みどおり、一切手を出そうとはしない。
銃から銃剣型の削除デバイスへと武器を持ち替えたフサギコはさらに強かった。
銃剣をまるで槍や薙刀を操るように、接近戦では銃把を、中距離戦では銃身に取り付けられた剣を、長距離になれば銃撃を、体ごと回転させるような動きを取り入れて見事に使い分けていた。
フサギコによって銃剣は近距離、中距離、長距離と全ての距離で相手に理想的な攻撃方法をもった完璧な武器と化していた。
しかも、フサギコはどういう嗅覚をしているのか、匂いで周りの物体や動きを把握しているので、相手を視認しようとせずに思うがままに銃剣を振るったり相手に一瞬だが背を向ける事になるような回転ができるのだ。
戦況はギコさんが不利だった。
フサギコは右即頭部から血を滲ませながらも、一向に衰えない鋭い眼光を放ちながらギコへと接近しようとする。
ギコはバックステップで後ろに下がって距離を稼ぎながらフサギコに銃の照準を合わせようとする。
ギコは距離を稼ぎながらも頭の中で冷静にフサギコに打ち勝つための戦術を模索し続けた。
(ヤバイな、ヤツの銃剣の剣が届く距離に近づかれたらまたあの連撃が来る。なんとしてでも距離を稼いで―――)
ギコが距離を稼ごうと後ろに下がり続けるのを見てフサギコは銃剣の銃口から弾丸を発射する。
(――――と、普通は考えるだろうな。)
転瞬、バックステップを踏んでいたギコの足が唐突に停止、そのまま思い切り地面を踏みつけて、銃剣を構えて発砲したフサギコの懐にもぐりこむ。
態勢を低くしてフサギコの懐に潜り込もうとするギコの頭上を削除デバイスの銃弾が通り過ぎ、ギコの頭の毛を数本”削除”する。
狙いをつけるために銃をギコに向けて縦に構え、左手が伸びきっているフサギコの懐にギコが入り込んだ。
しまった、とフサギコが思い、急いで引き金にかかっている指を外して銃剣を握りなおそうとするがもう遅い。
ギコの規制銃を逆手握る腕(――普通に照準をつけて銃を撃つ暇などない)がフサギコの顔面めがけて突き出される。
ギコの規制銃の銃把がフサギコの鼻へと叩きつけられる。
それはフサギコの鼻っ柱をへし折り、鼻腔から血を噴出させた。
フサギコは急いで接近してきたギコへと銃剣の銃把を叩き込もうとするが、ギコはあっさりとその間合いから外れてしまう。
フサギコは間合いから外れたギコを追おうとするが、その銃剣を振るおうとする前に、ギコはさらにその銃剣の届く間合いから外れてしまう。
―――血の匂いしか嗅げねえ!!!!!!!
フサギコは頭の中で怒りと共にそう叫んだ。
ギコによって鼻を潰されたフサギコの鼻腔は血にまみれ、それ以外の匂いなどまともにはかげなかった。
なんとか目でギコを追おうとするが、匂いで敵の動きを読む事に慣れすぎてしまった今のフサギコには、十分な間合いを測ることも即座に敵を追うこともできなかった。
また、無意識に嗅覚で敵を追おうとしてしまうため、血の匂いで曖昧にしか測れない敵との距離感が、さらに視覚による追跡の妨げとなった。
相撲で言えば、今のフサギコは完全に”死に体”だった。
気づけばギコの規制銃がフサギコの後頭部に突きつけられていた。
ギコ「諦めろ。鼻を失くしたお前にもう勝ち目はない。」
ギコが静かに言う。
フサギコ「諦めろ、だと? 2chを諦めさせられ、avexで酷使され続ける事を受け入れさせられたこの俺に、さらに命まで諦めろというのか?」
その顔に死への恐怖はない。
純粋な怒りだけが合った。
ギコに対してか、avexに対してか、はたまた自分自身に対してか。
それは何に対しての怒りだったのか・・・。
当のフサギコ自身にもわからなかった。
フサギコ「ふざけるな・・・・・ッ!!」
振り向こうとギコに即頭部を向けたところで、その即頭部をギコの規制銃が打ち抜いた。
2ch内でないために十分に威力を発揮できないその弾丸は、弾丸に触れた部分だけを綺麗に”削除”した。
フサギコの即頭部に、向こう側が見渡せる程の綺麗な穴が開いた。
フサギコは振り向こうと体を動かした勢いのまま、回転してその場に倒れた。
もう動く事はなくなったその手から、銃剣型の削除デバイスが転げ落ちて地面に音を立てる。
ギコ「・・・・・・・・・・・・」
ギコは目の前でまた昔の親友を失くした。
今度は自分の手で殺したのだ。
ギコの目からはもう涙は出なかった。
僕とピストンは唖然としていた。
ギコさんは今まで追い詰められていたのが嘘だったかのように、一瞬の、それこそ本当に一瞬でしかなかったフサギコの隙をついてあっという間に勝利を掴んでいた。
距離をとろうと逃げ続けて、追い詰められていくだけだと思っていたギコさんが、あのフサギコのあらゆる距離をカバーしていたかのような絶対の攻撃を突き崩して、
鼻を潰していた。
目でその姿を追うのが精一杯だった僕と、ギコさんが殺されそうになった時のために特殊警棒を抜きかけていたピストンが目を大きくしてギコさんを見つめ続けていた。
やがてギコさんが僕らへと近づいてくる。
かつての親友をあっさりと射殺したその表情には何の感情も浮かんでいなかった。
( ^ω^;)「ギコさん・・・・・・・・・」
僕は思わずギコさんの名前を読んでいた。
ギコ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ギコさんは答えない。
場に静寂が流れる。
だが、その静寂は不意に破られた。
ガシャン、と何かの割れる音。
しばらくして、こちらに向かってくるギコさんの体が地面にしゃがみ込み、膝をついた。
ギコさんの後ろに、AAが居た。
その右手には立った今ギコさんを後ろから殴りつけたのであろう、割れた酒瓶。
最初から割れていたのであろう酒瓶には酒は入っておらず、そのAAの掴んでいる細くなっている部分を除いて殆どが砕けて床に散らばっていた。
そのAAが純粋な、感情の無い、どこか空虚な笑いをみせた。
モナーだった。
∧∧
(,,゚Д゚)
⊂ つ
〜 |
し`J
,,,,,,,,,,,,,,,∧,,∧
〜′,,,,,,,,,,ミ,,゚Д゚彡
UU"""" U U
∧_∧
( ´∀`)
( )
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(__)_)
⊂二二二( ^ω^)二⊃
/⌒ヽ /
二二( ^ω^)二<`/>^ヾヘ/> う、うるさいわね!
| / ノノ ((ノ´ノ))ヾ 別にあんたのために保守してるんじゃないんだから!
( ヽノ (((`d ////))) \
ノ>ノ リ(.]つ/ ̄ ̄ ̄/_
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \/___/
ピストンは?
讃岐書いてみた。
絵のクオリティがうpしてるね
背景の描写が増えて画力がおいつかねえ
作者GJ
GJ!
てかまとめサイトの奴やる気なさすぎ
中途半端でやめるなら最初からやるな!
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