第一部 第二部 第三部 第四部 終章 後書 絵師 辞典 出口


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( ^ω^)「超絶さん、この後もモナーのAAを張り続けるのですか?」

僕が尋ねた。

超絶「ああ。」

超絶さんが短く応えた。
掠れた、小さな応えだったが、その声は確かな決意と重みを持って僕の耳に響いた。

( ^ω^)「その体ではいずれ運営人やavexに捕まってしまうのではないのですか?」

ギガ田代砲の過度の負荷で超絶の体はボロボロになっており、その片腕は肘から先が完全に炭化して無くなっていた。
多重串で武装していたとはいえ、規制銃の影響は完全には無効化できなかったようだ。

超絶「そうだな。」

( ^ω^)「何故捕まるとわかっていて続けるのですか?」

超絶さんは応えた。

超絶「捕まる、捕まらないの問題じゃない。コテとしてのキャラ(生き方)の問題だ。」

超絶さんはそう言ってさっさとスレから出て行こうとする。

( ^ω^)「まってください」
つい引き止めてしまった僕にむけて、超絶さんがさらに言った。
超絶「『━━━━』、もう俺にはついて来るな。どの道お前等じゃ俺には追いつけない。」

( ^ω^)「・・・・・・・」

超絶「俺はこうやって2を取り続けていれば、何時か他のVipper達も俺に勝とうとして張り合って活気が戻ると信じていた。 だが、今のVipper達はあっさり2ゲットを諦めてしまった。」
超絶さんは続けた。
超絶「無理だよ、無理なんだよ、『━━━━』。諦めてしまったVIPでは走り続ける俺に追いつくことはできない。お前たちVipperはもうこうやって飼いならされた豚のようにぐだぐだするしかない。
    薄らぼんやりとした馴れ合いでも殺伐でもない中途半端な雑談を楽しむしかない。すぐにでも落ちてしまうスレを過疎板の中で大事に大事に保守し続けるしかない。諦めてしまったお前たちにはそれが精一杯だ。」
超絶さんはそのままスレの外へと向かっていった。

( ^ω^)「そいつりぁ無いぜ・・・・・」

僕は嘆いていた。




 

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